4-2

長く伸びた影の形までかわいいね。

風真くんの真のエンディングを見た。

言ってることの要旨は変わんないだけど、思い出になってずいぶん経つ昔の記憶と呼び合うような、混ざり合っていくような時間を積んだ先の卒業式だから、「覚えてなくてももういいんだ」も引き出される。真のエンディングを見るためにはいくつかの必須イベントを起こす必要があるんですけど、数ある出来事のほとんど全てに、本人が口に出している以上にいちいち感慨を持っていたんだろうなと思うとやっぱり泣いちゃうよ。隣を歩く君の影がガードレールのとこで折れ曲がって変な形になっていることさえ何だかかわいくて、ときには切ないんだよね。ごちゃまぜになった胸の小箱に新しい光が差すたびに恥ずかしくて目を逸らしてしまうよね。4を待っていて、4に会えた人間が、風真くんのひとつひとつの感慨に思いを持てないわけがないんだよ。

幸せだな～！ということがあると感覚が外に開いていき人工の光も自然光も眩しくて天使にでもなって全ての窓辺に祝福を撒きたくなるんだけど、今とても幸せで、でもカーテンを開きたくない。はばたき市のことばっかり思ってる。はばたき市に残ってる見えない足跡のことを思ってる。今日も見た臨海公園の、とりあえず歩く以外することのない煉瓦道のことを思ってる。寄り道の砂浜を思ってる。いつもそうだったかなあというのが思い出せない。まあでも、記者コマンドがある時点ではばたき市への愛着からスタートしてるゲームであると言えるので、いつもよりもはばたき市のことを思ってしまっているのかも。

あとさあ、話戻っちゃうけどGSの卒業式ってみんな大体「最初に出会ったとき…」みたいな話をしてくれてそれが好きなんだけど、真のやつで聞ける風真くんのこれとてもよかった。ちょっと安心もするし……まあ、でも、がっかりさせてくれないしどうせがっかりもできないんだよね、思い出の女の子なんてさ…………

・前回は三択回収メインで進めたのでパラメーターがけっこうギリギリで、今回はローズクイーン取りたかったので一年目を月一外出にしてローズクイーンと一流進学どっちも決めた。部活は吹奏楽にしたんだけど、GSの吹奏楽部って文化祭があるからコンクールはないんだっけ？文化祭は文化祭で楽しいからそれはそのままで、コンクール欲しいよねえ。4の吹奏楽部、氷室先生の指導の言葉がめちゃくちゃよくてますますコンクールに出たくなってしまった。氷室先生にゴールド金賞取って見せたいよ～～

・いまだに柊さんに会えてない。まだ押してないの芸術コマンドだけだからこれで出るんだと思うけど……七ツ森くんとも前回は会えずじまいだったけど今回はアルカードでバイトしたので会えました。もっと平坦な対応を想像してたところ意外に気安かった。ほぼアルカードでしか会話がなかったからかもしれない。

・みちるさんがひかるさんに言う「ダメ。」がめ…………ちゃ好き……………………ベテラン女性声優さんが声を担当しているおとめげーむ主人公のお友だちポジションが好きなのかも。わたし、金色のコルダスターライトオーケストラの香坂怜さんのことが最近とてもとても好きで…………

・真／通常は攻略情報見たら効率よく集められるようになってる（三年目のバレンタインを無視したら通常エンドになるから真のデータ一個あればロードしてすぐ通常も見られる）。でも結局三年じゃときめき会話集められないし一周目から攻略本でスチル条件確認しながら進めるのやっぱりもったいないから、時間かかるけど四人モード以外は分岐データとか作らないでやって行こうかなあと思ってる……

・風真くんの三択は、子供時代を取り戻すようなものが◎なことが多くて、うう、うう、と思うんだけど、いつまでも子供みたいなものは×だったり、現象を言葉で表しただけの間を埋めるための返答は×だったり、分かりやすいような分かりにくいようなだった。その時々でちっちゃな隙間に心が引っかかって、このままが嬉しかったりこのままが不安になったりするんだろうか。

・4が1～3の流れの中に存在していて、やっぱりこれでよかったなという気持ちになってます。例えば、ときめきレストランやときめきアイドルのような在り方でやって来ていたとしても、だから悪いともだから良いともならないのでそれと同じだと考えていたけど、はばたき市のことを思うと。幼いりょうたくんの声がなぜかいま聞こえることは、この4にしか出来なかった。4に触れる時間はそのまま、はばたき市を思う時間なんだ。

・ずっと幸せ

手持ちの服売っ払って次の服買えばすぐ女子力100％にできるじゃん！を二月に行ったところエンディングを迎えたときに所持している服が記録されるのであって一度でも購入したことのある服が記録されるわけではなかった。かなしい

次、風真くんとのやり取りがかわいかったのでさっさくんです