「蝶々事件ラブソディック」クリアしました

 

(2018.2.14 クリア)

 

 

youtu.be

 

 

タイトルと全く関係のないゲームの公式動画を貼ってしまいましたが、この狐森綴くんの自己紹介ムービーを初めて聞いたあの日から、CV村瀬歩の攻略対象のいる乙女ゲームをプレイしたいなあしたいなあと思い続けてようやくその思いが叶ったゲーム、それが「蝶々事件ラブソディック」でした。

 

 

 

 

 

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・男であることを隠したまま女性として生きている

・全寮制女子校では生徒たちにとっての憧れのお姉様

・学校の外では歌劇団でトップスタァとして男役を演じる憧れの王子様

 

 

以上三点が狐射堂遙を構成するざっくり三要素。

CV村瀬歩の攻略対象ならこういう感じのキャラクターでこういう感じのトーンで喋って欲しい!というパターン複数を同時に一人の中に落とし込んだようなキャラクターで、とにかく贅沢な体験ができました。

 

遙が女性を演じる時の声、男性として喋る時の声、女性としての遙が男性を演じる時の声、女性を演じながらも怒りや焦りで少し男性としての自分が滲んでしまっている時の声、などなど、高音と低音ではっきり分かれている場面もあれば、遙の意識や感情の揺れと一緒に一つの台詞の中で声のトーンがグラデーションのように揺らめいたりもして、本当にすごかった。ひとつの体験として、すごかった。

 

この世にCV村瀬歩の攻略対象が実装されて欲しいよ~〜という願いそのものはこれ以上ない形で叶えられたのです。

 

と同時に、私は別に声オタというわけではなかったなというのを改めて実感させられたゲームでもありました。

この体験だけでもってこのゲームを好きだった、満足したとまではどうしても言えない……

 

文章が読みづらいわけでもなく、システムがとんでもなく使いづらいわけでもなく、頻繁に発生する読み込みとその遅さにストレス溜まるわけでもなく、ただただシナリオを読んでいるほとんどが退屈な時間だった。

 

結局この退屈さの原因は最後まで分からないままだったけど、最近漫画版の蝶々事件を読んだところ、毎話必ずキャラクターの見せ場が派手にきれいに演出されていたり、イ織が煙草を吸うなどのキャラクター解釈の小道具での表現が最高だったり、表情に乏しいえれながたまに見せる強い瞳がかっこよかったり、サブキャラの死に際もゲーム版よりずっと丁寧に時には美しく描いてくれていたりと、とてもとてもよかったので、硝音あやさんにイベントスチルを描いてもらえてたら印象は全然違ってただろうな……とは思いました。

 

 

 

個別ルート等

 

 

理智ルートが一番好きだったかなあ。

理智ルートは、結局紐解いていくと小さい願いにたどり着くのに、そこにそれがあるのは見えたのに、上手く解けた気がしなくて、よかった。

 

好きなキャラクターは個別ルート終盤以外のイ織と他人のルートでの遙です。

 

このゲーム、最初に攻略できるのは遙か将成のどちらか一方というのもあって大体の人が遙を攻略するのはかなり序盤になるんだけど、その後どのルートにも主人公の女友達ポジションで登場してくる遙に、どの攻略対象よりも画面外の”わたし”からの好感度が重なってってしまうというあんまりなかったような不思議な感覚があって、人気投票の結果とコメント見る限りそういう人は多いんじゃないかなーと思うんだけど。

 

遙が隠れてない隠しとして理智なみの攻略制限がかかっていたら……散々女友達キャラとしての遙と各ルートを回って最後の最後に遙ルートが解放されていたら……わたしのかんがえたさいきょうのちょうちょうじけんにしか過ぎませんが……でもそういう遙は見てみたかったな……

 

イ織は、個別ルートの落としどころがあんまり好きじゃなかったけど、そこを除けば一番楽しかったルートで、好きだったキャラクターでもありました。

 

 

 

 

 

ここがイ織ルートで一番好きだったシーン。

同じものを見ながら、聞きながら、相手の持たない風景を言葉でひとりごとのように描き続けるように、交わったとしても沿うことはしない二人をゆっくり描いていたルートだったので、

 

 

 

 

こういう結末になったのは残念でした。

漫画版のイ織があんまり執着心もなくただこの足で踏めるところは全て舞台だから舞台上ではより楽しい方を選んでいるだけ、て感じですごくすごくいいので、蝶々事件3巻の発売と硝音あやさんの構想通りの完結を楽しみにしたいと思います。